020-HistoriaIII

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【講座番号20】スペインの歴史を旅するIII
~近現代の国家と社会~
日程:2025年10/4·18、11/1·15·29 (土曜日11:00-12:30・全5回)  
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京
講師:立石博高(東京外国語大学名誉教授)
参加費:22,500円(内消費税10% 2,045円)
言語:日本語

スペインは地域ごとに自然環境が異なり、人びとが歴史のなかで創りあげた景観や暮らし方も大きく異なっている。「情熱の国」という言葉で一括りにすることはできないのだ。

本シリーズの(III)では、多様性をはらんだ中世・近世社会のうえに築かれたスペイン近現代(19世初め~21世紀初め)の時代を概観する。

独立戦争を経て法制度的には国民国家を成立させたスペインだが、19世紀を通じて革命と反革命の時代を経験した。やがて第一共和政が実現したが短命に終わり、寡頭支配な王政復古体制が誕生した。しかし国家と諸地域の関係は先送りされたにすぎず、資本・労働関係の緊張が高まるなかで、プリモ・デ・リベーラの独裁に帰結した。だがそれも短命に終わり、新たな希望をもたらすはずの第二共和政は混乱をきわめ、血みどろのスペイン内戦が勃発した。

内戦に勝利したフランコ独裁体制はナショナル・カトリシズムを標榜し、労働者や地域からの異論を上から抑え込み「経済の奇跡」を実現させたが、その抑圧は限界を露呈した。その後、スペインは民主化を進展させたが、様々な社会・地域の諸問題を解決するには自治州国家体制では不十分であった。21世紀に入ったいま、多言語多文化を特徴とする社会を基盤としつつ、どのような国家と社会の在り方を築いていくか、スペインの模索は続いている。

本講義の流れは、拙著『スペイン史10講』の第7講~第10講に沿うが、できるだけ図像資料を活用しながら、ビジュアルなかたちでの「近現代スペインの歴史」へアプローチに努めたい。

(1) 革命と反革命の時代
(2) 第一共和政と王政復古体制
(3) プリモ・デ・リベーラ独裁、第二共和政、スペイン内戦の時代
(4) フランコの独裁体制
(5) 民主化の進展と自治州国家体制

【お知らせ】
立石博高先生著『スペイン史10講』をテキストとして使用いたします。あらかじめ書店にてご購入ください。

参考書:立石博高他編著『世界歴史体系 スペイン史2―近現代・地域からの視座』(山川出版社、2008年)
立石博高・中塚次郎編著『スペインにおける国家と地域―ナショナリズムの諸相』(国際書院、2002年)


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